ゴーヤグリーンカーテン2017年夏

事務所建物が熱しやすく冷めやすい造りのため,夏場の天気が良い日には午前中の事務所内の室温は,40℃以上に達します。(まあ,エアコンがあれば大丈夫なのですが・・・)夏の暑さ対策として,建物の上に屋根を設置するのがベストなので,時間とお金があれば作りたいと思っていますが,とりあえずの日よけのため,比較的栽培が簡単で,すでにベランダで栽培経験があるゴーヤを使ったグリーンカーテンを作ることにしました。メインの目的は日除けですが,おまけで夏場の貴重な食材も期待できます。

まずは,手持ちの端材を組み合わせてプランター(60cmX40cmX高さ40cmくらい)を作製し,発芽ポットで発芽させた苗を8本植えました。(結果的には3〜4本で十分だったようです。)実家の山林で女竹を伐採して棚を作りました。固定は棚の下部分に石を入れたタマネギ袋を結びつけて重しにしました,上部分は水を入れたペットボトルを屋根に置いてビニール紐で縛りつけました。これで,まず風で飛んでいくことはありません。ゴーヤは順調に成長していきました。

給水と追肥がポイント

路地植えと違ってプランターの限界から,成長すると朝夕しっかりと給水しないと直ぐに萎れてしまいます。問題は,事務所を閉めるときです。夕方に水をやっても翌日の昼前には萎れてしまいます。1日ならともかく2日間給水できないと枯れてしまいそうでした。ベランダで使っていた先端が素焼き製の「水やり当番」を使用してなんとかしのぎましたが力不足でした。次回はもうすこし容量の大きいタンクを使って自動給水できるよう工夫するつもりです。

蔓が大きく広がってきた時に,葉の色が急に黄色がかってきて,葉も小さく元気がなくなりました。どうもプランターの底に仕込んだ元肥が切れて栄養不足に陥ったようです。化成肥料を購入して与えるとてきめんに元気を取り戻しました。次回は追肥を含めて肥料を準備しておこうと思います。

ゴーヤはかなりの数の収穫できましたので,この点は大成功でした。ゴーヤチャンプルー,ゴーヤとツナのマヨネーズ和え,ゴーヤの酢の物など飽きるほど食べることができました。

台風到来

9月17日の昼間に台風18号が近くを通過しました。緊急事態に備えて事務所にいましたが,強風で棚が揺れ始めたかと思うと,すぐに屋根で固定していた端の方が切れたようで,急に大きく揺れ始めた途端にパッタリと倒壊してしまいました。

台風一過の翌朝,再び棚を立てようとしましたが断念,バラバラにして処分しました。もうしばらくゴーヤが食べられたのに残念。原因は,屋根部分の固定に使ったビニール紐の劣化でした。紫外線でボロボロになっていました。紐の材質はしっかり選ばないといけません。

まとめとして,この程度では日除けの効果は微妙で,室温が劇的に下がることはありませんでした。しかし,窓から見える緑の葉は涼しげで良かったです。次回は給水方法や屋根上面への展開などもう少し工夫をしようと思います。最大のメリットは,夏場の食材確保ができたことでした。

現在2023年ですが,ゴーヤ栽培は毎年夏の恒例になっています。

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