ロケットストーブ

屋外での暖房や調理に,ふんだんにある廃材を利用したいと考え,ネットで色々調べると「ロケットストーブ」というものがあることを知りました。震災時にインフラが復旧するまで大活躍したとのことです。

材料

  • 直径106mmステンレス煙突パイプ一式(ホームセンターで購入)
  • 空きペール缶2個(1個はガソリンスタンドで,もう1個は船の修理工場で分けていただきました。)
  • パーライト 土壌改良材(非常に軽く断熱材として使用,ホームセンターで購入)
  • 五徳(ネットで購入,意外にぴったりですが少しコストをかけ過ぎました)
  • ペール缶の上下を固定するためのボルトナット(余り物を適当に使用)

構造はいたって簡単で,ペール缶の中をL字型の煙突が通っていて,煙突の周りに断熱材が詰まっているというものです。ペール缶を切断したり穴をあける道具さえあれば作るのに時間はかかりません。実際に火をつけると燃焼効率が高いため,薪は綺麗に燃え切ってしまい,わずかの灰しか残りません。

問題点

ただし,燃焼箇所であるL字部分は高温になるため,煙突部品がすぐに劣化して破損しやすいようです。特に塩分を含む流木を燃やすと劣化が早いとのこと。煙突部分に穴が開くと燃焼が弱くなり,断熱材がこぼれ出てきます。一度,穴の開いたL字部品を交換しました。この時に高温になるL字の部分の外側をパーライトを入れたセメントで補強しました。少し重量が増しましたが多少は長持ちしてくれると期待しています。

これまで,塩蔵ワカメを作る際に熱湯を沸かす時に使用(写真下側)したほか,フライパンを使った炒め物,ダッチオーブンに小石を入れて石焼き芋を作るのにも使いました。ご飯が簡単に炊けるらしいですが,まだご飯は炊いていません。

一旦火がつくと音を立てて燃焼するので,短時間の火力は強力ですが,長時間火力を維持するには,燃料の木を次々に足してやらないといけないので少し面倒です。長時間加熱する場合には,長い薪を使うか,ロケットストーブはあきらめて炭火を使うべきでしょう。

このタイプのロケットストーブだと(煙を別に出すタイプもある),調理器具がススだらけになりますので台所用とは別にしないといけません。

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